SSブログ

音が手元を離れる○PEACE WALK-8○  [☆PEACE WALK Bali2002☆]

ライブやワークショップで時々この
「PEACE WALK Bali2002」を
読んでますよって声を掛けられる
とっても嬉しい!!本にしてみたら!!
えっ〜本当に!?って
けどそんな声を聞けるって幸せです。
本当に皆あっての僕なのです。
今年は感謝を忘れず過ごしていけたら、そう思ってます。
感謝したもの勝ちですよね。
今の時代にとっても必要なことですよね。

久しぶりのUPになります。
旅はまだまだ続きます。

**************************************************************************************************
☆PEACE WALK Bali2002☆
http://bun-bun.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300359347-1

**************************************************************************************************
昨夜遅くまた雨が降っていたみたいだった。
なんだかすごく寝苦しい夜だった。
うなされていたのが自分でも分った。
疲れていたにもかかわらずほとんど熟睡できなかった。
眠い目をこすりながら洗濯物を干した場所にいく。
洗濯物は屋根がついているところに移動してあって、
宿の人達の心使いが嬉しい。
少し湿っていたけど、どうせまた汗ですぐにでも
びちょびちょになっちゃうし気にならなくなっていた。

ボーッとバリコピをすすりながら売店のところでTVを見ていた。
なぜか画面にはインドネシア語が達者な
「ちびまる子ちゃん」がやっている。
そういえばオランダでは「ポケモン」が
オランダ語を流暢に話していたし、
アニメキャラクターは何カ国語覚えているのかなアハハ。
あらためて日本のアニメーションの世界での評価を垣間見てる。

今日も一日がはじまるぞぉ、
なんだかワクワクしてくるよ、そして力も湧いてくる。バリの正装にも慣れたもんだ。

初めは恥ずかしかったのに
今はそれを着ると力が湧いてくるし、
身体も歩きモードに早変わり。

けど歩き終わって夜この正装を脱いだとたんに
身体の力が抜けてしまって、真直ぐに歩けなくなって、
やれ膝が痛いなぁとかマメが痛いとか誰にも聞いてもらえないけど
一人ぶつくさ言っていたり、全く気が抜けてしまう
とってもとっても情けない自分がいる。
コスチュームでON/OFFって当たり前のようにあるな。

そして変身をすませロスメン(宿)の中庭にある
祠の前でインディアンフルートを吹く。
この笛の音でこの日の調子が分る「うん、いいぞ!!」

スタッフにpeace flagにメッセージを書いてもって

DSC01479.jpg


お見送りありがとう!!今日も頑張るからね!!

DSC01481.jpg


門を出で大通りに出るまで一匹の犬が見送りに来てくれた。

昨夜は中庭のバルコニーで足のマッサージをしていた。
その傍らでその犬がちょこんといて、
どうやらここの宿の番犬のようだ。
持っていたチップスを上げたりしていた。
バリの犬達の嫌われ者の
こんな僕になついてくれて可愛かったなぁ。

他の犬が寄ってきても一括「ワン!!」と
彼(彼女)が吠えるとそれ以上近づいてこない。
「お前と一緒に歩けたら、
 あんな目に合わずにすんだかもしれない」とアハハ独り言。

今日は何処までいけるかなぁ。まずは UBUD/ウブドを目指そう
この時間だったら夕方ぐらいには楽勝に着けるだろう。

・・・あっ!!

忘れていた昨夜のワルン(食堂)にお金払いにいかないとだ。。。。。
昨夜は大ぼけをかましてしまった。
メシを食べに行くっていうのにお財布を忘れていってしまった。
主人と奥さんはそんな僕を見てニコニコして
明日でいいからって言ってくれたんだ。
そのワルンの前もぼーっと歩いて通り過ぎてしまった。
朝はボケボケな自分、
まだ魂が帰って来てないのか慌ててワルンに引き返す。

昨夜はポリスマンにバイクで500mぐらい
送ってもらった分も歩かないといけないから丁度いいか。
丁寧にお礼を言ってお金を渡そうとしたら、いらないって言われる。
けど、じゃせめてビ−ル代だけでもとお金をおいて行こうとしたら
「まぁ朝メシを食っていけ」って、
そうだなぁ朝もまだ早いし歩く前に腹ごしらいしていこう。
ボケボケのままじゃこれからの一日困った事になってしまう。

ここはまったく英語が通じないから
主人も奥さんも僕もニコニコしているしかない。
けどなんだかそこら辺がすごく心地いい。
言葉も大切だけど言葉を越えたところでのコミュニケーション、
気持ちと気持ちが繋がっているんだ、こんな時は。

朝食を頂いたけどそれはご主人の好意でまるっきりのおごり、
しかもビ−ルまで出そうとしてくれた!!
それはさすがに遠慮したけど、
実はちょびっとだけ飲みたかったよぉ〜。

「マトゥルスクスマー!!」店の外まで
見送ってくれた本当にありがとう!!
メッセージはかならずアグン山まで届けます。

昨日のSakah/サカの交差点に向かって
peace flagのチラシを片手に歩く。
すれ違う人は見て見ないふり、それにも慣れた。
けど心を込めて一人づつ丁寧に丁寧に渡していく。

昨夜の交番についた。
昨日とは違うポリスマンが応対してくれた。
そこにブルルルル〜っと昨日のポリスマンが帰って来た。

「ありがとう、昨日は助かりました」
「わざわざ来てくれたんだ、
 またそこらまで乗っかっていくか?」
「えっ?ありがとう、けど今日は歩かないと、
 よかったら一枚一緒に写真を撮ってもらえますか?」
「あぁいいよ」と胸から鏡を出して髪を整えてる。
 けっこうお洒落な人なんだなぁ。
 じゃハイポーズ、カシャ。

DSC01482.jpg


「人より犬に気よつけろよー」っと言って見送ってくれた。

バリ島ではあんまり評判の良くないポリスマン、
けど僕にとっては素晴らしい恩人だ。

出発から気持ちいい感じだ。

Mas/マスに向かって歩きだす。
途中、村々に寄ってあいかわらずグルグルな迷路に迷い込む。
寄り道ってちょっとした冒険だよ。
村では変な人が来たよーって子供達が走り回っている。

その後に僕がニコニコしながらカリンバを弾きながら登場。
子供達は興味深々。いつしか子供を従え村を練り歩く。

なんだか楽しい楽しい☆

Mas/マスを抜けしばらく歩くと
東屋みたいな所にたくさんの人が集まっている。

どうやらカードをやっている。
邪魔にならないようにニコニコして
チラシを渡しながらその場を離れようとしたら
一人の女性に声をかけられた、
「お守り紙」↓を見せると彼女の顔色が変わるのが分った。
(僕は何の目的で歩いているのか、僕はどんな人なのか、
もし困っていたら助けて下さいとか、
泊まれる所は何処にありますか、
とかをインドネシア語で書いた紙)

彼女はインドネシア語で僕のやってることを
何故か刹那的表情で皆に伝える、
皆の手がとまる、何ごとがあったのかと
女性の娘や兄妹も出てきて。
皆で議論がはじまった。
僕は当然何を言ってるのか???

そんな時は音楽だ!!
彼等はじっと聞いてくれて。
次第に結構盛り上がった、
そしてpeaceflag も書いてもらえて、

カードで盛り上がてたのに.jpg


先に行こうとしたら、
その女性がペットボトルの水をもってきてくれた。
僕はペコリと頭をさげる。

なんともいえない充実感が身体をかけめぐる。

もうすぐ Teges/タガスだ、
その手前に立派なバンヤンの木が遠くから見えていた。
そうだ!!あそこで演奏させてもらおう。
お香をたててflagを木に立て掛けて横笛を吹く、

木に吸い込まれるみたいに

音が手元を離れる。

あぁ聞いてくれているんだなぁ、
もっともっと聞いてくださいね。

カリンバ、オカリナと演奏した。

人も屋台も集まってくる、車道まで人が溢れている。
それを何だと車も止まる、渋滞を引き起こしてしまった。
なんだか危なっかしくなってきた。
チラシをバンヤンの根元に置き、
皆にもお礼を言ってその場を後にした。
ふぅ〜交通量の多いとこだとやばいなぁ気よつけなくちゃ。
しかし予想外だったな、メッセージも
たくさん書いてもらえたかもしれないのに残念。

写真は渋滞前のバンヤンの木
渋滞になる前のバンヤンの木.jpg


その時、後ろから声を掛けられた。
振り向くと一人のおじさんがチラシ片手に
ペットボトルの水3本もって僕に渡してくれた。
「テェレマカシー」(インドネシア語でありがとう)って
言葉も添えてくれた。
僕も、「あ、ありがとう」け、けど3本は多いかなアハハ・・・・・
一本で十分ですと言葉を
探しているうちにおじさんは行ってしまった。

めっちゃ嬉しいけど、どうしよう?
お、重いやぁアハハ・・・・・

Teges/タガスの交差点を左折れ
Peliatan/プリアタンに向かう。

交差点の所で突然車から日本語で「こんにちは!!」って、
声のほうを見るとUBUDでのPEACE&UNITYの
ジャパンコミュニティーの主催の方と目があった
「何しているんですか?」手短に経緯を話し
「アグン山まで行ってきます」彼はびっくりした顔で
「気よつけてください。。。」と
ずいぶん酔狂な事をやってる日本人に見えただろうなぁ。

車はプリアタンの方向に右折していった
僕は「あ、ありがとうです!!」久々の日本語にとまどった。

その道を真直ぐに進み途中にあった
携帯屋さんに入ってプリペイドカードを買う。
そこのTVでは火災流の映像が映し出されていた
「これどこなの?」「ジャワ島よ、火山がボーンだって」
山の谷を火災流が黒い煙りをたてて流れていく。
九州の普賢岳のことを思い出していた「死者は?」
「ううん、村から離れたとこみたいよ」
よかった、この谷底に村があったらひとたまりもないなぁ。

ちょっと安心してしばらくその映像に釘ずけになっていた。

地球は生きているんだなぁ。。。
外に出るさっきと変わらない風景がそこにあった。

日陰に入り休憩、そういえばアグン山も
何十年前に噴火したことがあるって聞いていた。
あぁ地球っていきているんだなぁ、
日本にずっといたらそんなこと思いつかなかったかもしれない、
けど長く世界を旅していて自分なりに
地球を見て体感してこれたからかなぁ。
初めてのPEACE BOATでの体験は
十分すぎるぐらい地球を感じてこれた。
水平線が丸いって当たり前のように感じられた。
そんな体験を音で表現してみたい!!
そんな曲を表現してみたい。

こんな思いが湧きあがってくる今すぐにでも誰かに伝えたい!!

その休んでいる前の家はかなりのお金持ちの家だ。
ベンツやBMWがずらっとならんでいる。
ちょうど主人がドライバーをしたがえて玄関からでてきた。
僕はチラシを数枚握って彼らのとこに行ってみる。
たぶん状況が日本だったらこんな行動にでないかもしれない、
けど言葉が通じないことが幸いか当たって砕けろ。
笑みを浮かべて近づいていった。
彼も僕に気づき目があった。
丁寧におじぎをしてチラシをさし渡す。
横でドライバーは怪訝そうな顔つきでチラッと、
主人が読んでいるチラシを覗き込む。
「う〜ん、peace flagかぁ、いいアイデアだね」
「会社でもこのチラシを配ってもいいのかい?」
「は、はい、できたらお願いします!!」
ドライバーの目も笑っている
「今日はシャワー浴びろよ」って臭いんかな?
そういえば汗とホコリでどろどろになってる。
「う、うん」こんな人達にも受け入れられた、よかったぁ。
やっぱ言ってみるもんだ。 
あともう少しいけばUbud/ウブドだ。


**************************************************************************************************
しかし暑いかった記憶は身体が今でも十分に覚えている。
けどとってもいい経験になったと思うなぁ。

何かアクションを起こすのを
怖がらず計算しないでやってきた行為が
今でも様々な状況下での
選択や判断力に役立っていると思う。

色んな場面に自分を置いてみて、
そこで自分がどんな行動に出るのか
それを自分に体験させてあげるのも大切だと感じてます。

可愛い自分は旅に出ろ!!  

魂は経験したがっている!!

感謝の気持ちとニコニコな笑顔があれば
世界は僕を優しく包んでくれる。

出来る事、出来ない事
http://bun-bun.blog.so-net.ne.jp/archive/c363864-1











nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1