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月あかりの下であなたを想う [☆音楽日記☆]

ネットカフェを出て代官山に向かう。
スタッフとの待ち合わせ時間には余裕があったので歩いて行くことにした。
いつも車で通ってる旧山手通りは色んな国の大使館やお洒落なカフェ
高級なブティクが並んでいて落ち着いた雰囲気だ。
途中西郷山公園に寄ってみた。ちょうどサンセットタイム。。。。

静かに夕日は落ちて、あたりはオレンジ色に染まっていった。
そしてとても可憐で美しいお花にも出逢った♪

しばらくボーッとして眺めていたなぁ。
うん、こんな時間ってとても大切、散歩って面白いなぁ。
また歩きだし代官山駅近くのライブハウスへ
このお店は『和』を基調としている珍しいライブハウスだった。
壁は漆喰にもみえてそこにワヤンクリット(インドネシアの影絵)が
プロジェクターで映しだされていた。雰囲気も僕達の音楽にピッタリだ。

そして今度はまた歩いて渋谷新南口近くのスペースを見に行った
ここでもいつかライブやイベントをやってみたいと思って
連れていってもらった。
3つのフロアーからなる作りはライブやワークショップ、出店など出来そうで
色んなイメージがこの箱から浮かんできたなぁ。
夏くらいにここでドカンとやりますよ♪

それからスタッフと近くの立ち呑みbarキミドリへ
http://www.kimidori.info/
キミドリはアースガーデン事務所の一階にある。
全国から美味しいものを取り寄せてリーズナブルな値段で出してくれる
僕のお気に入りのbar、途中からアースガーデンの南兵衛も参加
楽しいお酒の席でした。帰りは近くの空海というラーメンやで締めをして家路に。。。

あれっ!? あれっ!? あれっ!?

終電が。。。。。。

僕の家は東京でも千葉よりの所にあって他の沿線と比べると終電が早いのです。。。

お茶の水で降りてタクシー乗り場へテクテクと。。。すごい行列だ!!!!!
時計をみるとまだ1時過ぎ、明日は午後から用事があるけど。。。。
いつも寝るのは4時とか5時だし、じゃ久しぶりに歩いて帰ってみよう☆

ここから僕の旅がはじまった。。。。

いつもここは車で通っているよく知った道
けど歩くとまた全然ちがって見える
コンビニによって飲み物を買い歩きはじめる
やっぱり都心だからかな?警察官の姿があちらこちらに
別に悪いことしてないけど、目の前を通り過ぎる時は何かいい気分はしない
センサー付きのスポットに照らし出されながら東へ。。。。
交差点ではサラリーマン風の若い男の子が警察官に鞄の中を調べられていた。
右手に持つ懐中電灯に照らされた中身は書類の山「可哀想に。。。。」
僕はそのまま通りすぎるしかなかった。
前から来る女性には大回りで避けられたりアハハしょうがないよね。

大きな交差点にさしかかるここは信号がなく地下道をぬけるしかない。
明る過ぎる蛍光灯に照らし出されたのは。。。。

はじめここは荷物置き場なのかな?って一瞬思ったけど
次の瞬間状況が分かった。そして驚いたよ。。。。
いつも車ではこの上は通ってる、けど知らなかった。
ここに住んでる人は国から見放された人達なの?
いったいどんな状況が彼らをここに連れて来たんだろう?
けど僕ももしかしていつでもこんな状況になることもあるかもしれない。
階段を上がったらこんな看板と花が

「未来へライフラインを運ぶ地下の道。。。」って
何か矛盾してるなぁこんな所にお金をかけるのであれば
まず国はこのダンボールハウスに住む人達と話し合い打開策を模索すればいいのに。
鉢に入れられ咲く花には何の罪もないけど。。。。胸が痛んだ。。。。

そして墨田川を渡りながら空を見上げる

ぼくはふと、月あかりの下であなたを想った。

さっきまでの自分のマインドが音をたてて劇的にかわった。















  









夢の中の散歩してるみたいに何の脈略のない感情が吹きだしてくるんだ。

色んな場面が心の中で展開していく。

それに身をまかせるしかない僕。

月のあかりはすべてを優しく愛しいかのように包み込む。

あぁぼくは月の人なんだってあらためて感じた。

そんな夢から覚めさせてくれた天使達がいた。
韓国語、中国語、タイ語、ポルトガル語、ロシア語、英語で
変わるがわる話しかけてくれる笑顔が素敵な天使達。
日本という外国で一生懸命生きてる彼女達、とっても愛おしくみえたよ。
そして生きていくことってたやすいことじゃないって感じた

僕はたまたまカリンバと出会ってそれを旅の中で奏でて
たまたま帰国した時にKOH-TAOというユニットを作って
そしてたまたまライブのお誘いがあったりCDの制作のお話があったり
今、そうして生かされている自分、本当にたまたまの連続だった
けどそれはみんなのお陰、日本を支えてくれてる人達の力があるこそ
僕はこんな職業に就かせてもらっている
僕の音を誰か一人でも聞いてくれる人がいたら僕は全力で奏でる
ありがとうの気持ちをこめて、僕のありったけの感謝の気持ちをこめて

神さまってきっといるとぼくは思う、それは全ての人の心の中にいるのかもしれない
美しい花や木々、石の中いるのかもしれない
風にのって神さまって遊んでいるかもしれないなぁ
そんな神さまをいつでも感じていられる自分でいたい

わぁ〜もうクタクタだ、ちょっと足首が痛くなってきたよ。
けどね素晴しい旅ができた。
何かクセになりそうな、そんな予感。
けど女の子にはお勧めしませんよ。
大好きな彼と夜中の散歩だったらいいかもね。

そしてぼくは月あかりの下であなたを想う。。。。


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