『ネイティブアメリカンフルート』 [☆音楽日記☆]
日本ではまだあまり知られてない北アメリカの笛です
僕がこの笛を手にしたのは今から十数年前
知り合いがアメリカのセドナで
買ってきてくれたのが初めてだった。
歌口に息を送り込むよう
バードと呼ばれる彫刻が施されているのが付いてる特徴的な笛
この姿に惚れ込んでしまった
先日「日本インディアンフルートサークル協会」の
JIFCA事務局 ㈱ジャッキープランニングオフィスに行ってきた。
事務局長のジャッキーさんこと山内さんにお会いして来た。
そして30本以上あった笛を一本一本吹かせてもらい
笛が僕に語りかけてくれる物語に耳を傾ける
そして時々ジャッキーさんは
大きなネイティブアメリカンドラムを叩いてくれて
ノリノリで吹かせてもらっていた
それはそれは楽しいセッションだった
そしてその中から3本を選ばせてもらった
笛に囲まれお話をしてる時にジャッキーさんが1つ提案してくれた
「BUNさんフルートサークルファシリテーターってのをやってみないか」と
「何ですか?そのフルートサークルファシ・・・って?」
フルートサークルの進行役をファシリテーターという。
フルートサークルプロトコル(進行手順)を用い、
参加者をメロディーやリズムで豊かな音楽体験に導いていく役割を担う人。
ファシリテーターは一定の音楽の知識や技術を身につけ、
参加者の満足感を得て頂く為の感性を持っていなければなりません。(引用)
めちゃ嬉しい提案だった!!
わっしょい*\(^o^)/*
早速、夏に開催する予定でトントン拍子に話は進み
来月には二人でリハをやる予定を入れてきた
あぁ新しい世界の扉が開いてくれた
カリンバもそうだけど
このネイティブアメリカンフルートも
どんどん世界に広めていきたい
僕が思うにこの笛の音には魂を揺さぶる何かがあると感じてる
音域は少なく1オクターブと2、3音しか出ないぶん
一音一音を大切に心を込め気持ちを入れて吹く
話は少しそれるが、僕は初めて吹いた笛は尺八だった
日本の尺八に「一音成仏」という言葉がある。
それは尺八の一音に徹底することによって悟りの境地に至こと・・・
まさにネイティブアメリカンフルートにも同じ事が言えると思っている。
僕のネイティブアメリカンフルートの演奏はこちらで聞いてみて下さいね
http://bun-bun.blog.so-net.ne.jp/2014-05-03
そしてこの笛の別の名称は「ラヴフルート」
こんな物語があるそうです。
ひとりの内気な若者がいました。
敵の戦士やバッファローには勇敢に立ち向かう彼でしたが、
自分の好きな美しい娘に声を掛けようとすると 嘘のように勇気がしぼんでしまうのです。
そんな自分がすっかり嫌になった彼は、あてのない旅に出ました。
見えない力に導かれて、彼は一本の笛に出会います。
ヘラジカ人間が彼に教えてくれました。
「この世界にいる全てのもの達が力をあわせてこの笛を作ってくれた。
だから、これを吹けば自分の心のうちを素直に
愛する娘に語って聞かせることが出来よう」
彼は笛の調べで娘に語りかけます。 娘はそのはずかしがり屋の若者を愛しました。
なぜならおよそ言葉が語りうるよりもなお美しく彼はこういい続けていたからです
「愛してる」 「愛してる」 「愛してる」 「愛してる」
ポール・ゴーブル著/北山耕平訳「愛の笛」 河出書房新書より
そう、とってもスイート♡な笛でもある
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