2007.9-11 I Love Peace Day ～それは平和への道標～

朝、前方デッキに上がり海を眺める

風は冷たいけど陽光を受け止める海面はキラキラと輝いてる
水平線がゆるくカーブしているのが分かる
船は白波の足跡を少しだけ残して進んで行く
その白波の中にあの氷河色エメラルドブルーが見えかくれしてる
そうかあの色は地球の記憶なのかもしれない
遠い遠い過去からこれからの未来への記憶の色

今日は９.１１『I Love Peace Day ～それは平和への道標～』
船の中では９.９の『九条の日』に続いて様々なイベントが開催される。
KOH-TAOも自分達の企画で
『平和への思いを形にPEACE FLAGを描こう』というのをやった。

僕達が演奏してる2時間の間に思い思いに
PEACE FLAGを描いてもらおうというイベント。
船は相変わらず揺れ揺れだけど僕達の平和への思いは揺らがない。

それぞれの思い、祈り、希望が明るく慈愛に満ちた未来に届きますように。。。。

イベントの間にワークショップを３クラスをガッチリやって。
そして夜のイベントではスピーチを頼まれていた。えっ～！？
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『ヒカリのタネ　～希望の光人の射す方へ～』

『動き出したいけど、動き出せない。
　やりたいけど、はじめられない。』
そんな人がたくさんいる。
船旅がもうすぐ終わるからこそ伝えたい。
由布木一平さん（演出家）
KOH-TAOさん（ミュージシャン）
早川千晶さん（ライター）
たくさんの人からヒントをもらって
僕らの明るい未来にむかって
映像と音楽で伝える９０分
大切な人と来て下さい。
きっと『勇気』が湧いてくるはず。
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ステージで奏でるのはもちろん大丈夫だけど
さすがスピーチだと緊張するなアハハ。
同時通訳が入るため内容をあらかじめ伝えておかないと
いけないので夜中に考えたりしていた。

僕に伝えられる事って。。。。
僕がしてきた事、思っている事。

『9.11以降に世界中で戦争やテロが勃発してきた。
その時自分のとった行動とは
一人一人出来る平和運動としてpeace flagを描くというのを思いついた。
peace flagとは自分が感じてる平和への思いを形にしていこうというもの。
それを沢山の人に知ってもらうためにとった事とは。
2002年にバリでのテロが起こった時に
一人ピースウオークをしたり、HPの開設。
大切なのは一人でも行動をおこす勇気。

そして明るいヴィジョンを持つこと。
世界はまさに僕達の脳の中のヴィジョンが具象化している。
都市形成や交通網やあらゆる通信、輸送手段はこうありたいと
僕らのヴィジョンが作りだしている。
そしたら一人一人明るくよりよいヴィジョンを持っていけたら
自分が変われば世界は変わる。。。。
そこに勇気や行動力のヒントが隠されていると思います。

あと夢を持つ大切さ、その夢を叶えるために
僕達は行動を起こします。
夢の実現には勇気と継続していく力が養われていきます。
だから素晴らしいヴィジョンと夢を持つことが大切。
船を降りてからこれからどうしようかと思わなくなれる
一つの方法だと思います。』

こんな内容を話してみた。やけにスポットライトが眩しかった。
誰か一人でも感じてくれたら僕のスピーチは大成功。
終わったあと年配の方々や若い人達に声を掛けられた。
どうもありがとう。

その中でブルーハーツの「青空」という曲が流れていた。
僕は初めて聞いたけど歌詞がスクリーンに
映されて内容、旋律共とてもいい曲だった。

そして深夜には「ことだまないと」というイベントに飛び入り参加。
思い思いに詩をを朗読したりメッセージの後に演奏したり。
僕はネイティブアメリカンフルートで参加。
ゆったりとした心地いいイベントだった。

今日は長い一日だった。